この記事はhammer editorを触った事のある人向けに書いてあります。

CS:Pマップを製作する際の前置き

基本的にhammer editorで出来ることは全て可能。ただし、キャラクターの規格はCS:SではなくCSなので注意が必要だ。

CSの規格は以下の通りである。
Player Size
立った状態 74
座った状態 38
幅 38
Jumping Size
高さ-立ちジャンプ 44
高さ-しゃがみジャンプ 62
距離-立ちジャンプ 246
距離-しゃがみジャンプ 250
Stair
階段の高さ(一段分) 18
Damage
落下時、ダメージを受けない最大高さ 160
C-SEC より


箱サイズ

登れる箱:48unit
登れない箱:64unit

48unitの箱と64unitの箱
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ジャンプで登れる箱を例にすると、CS:Sでは64unitが公式マップでも使われている標準的サイズだが、CS:PではDuckジャンプを用いても62unitしかジャンプ出来無いのでどう頑張っても届かない。CS:Sの標準サイズの箱は本当頭しか見えなかったのが気に入らなかったので、CS:Pではあえて胸上だけ見えるような高さとして48unitを標準にすることにした。通常ジャンプではギリギリ届かないが、Duckジャンプで余裕で届く高さだ。そしてしゃがむと体が隠れるジャストサイズである。


道幅

広い道:224unit
人一人が通る道:40,48unit
通常の通り道:128unit~160unit

幅232unitの道に48unitの箱、128unitの道。
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基本的には160unitもあれば十分だろう。最初は僕もよく大きな道にしてしまっていたが実際はそこまで大きくする必要はない。箱を置いたりするのであれば広めの道にしたいところ。


ジャンプの高さ 天井や遮蔽物の高さ

ジャンプした際の頭の高さ:118unit
天井の高さ(目安):144unit
ジャンプで向こうが見える遮蔽物:80unit程度
ジャンプしても向こうが見えない遮蔽物:104unit以上
Duckでちょろ見出来る遮蔽物:64unit
天井のある斜め地形の高さ:160unit
2段ブースト+ジャンプ:128unit程度

プレイヤー74unit+ジャンプ44unit=118unitが最大ジャンプ力なので天井はこれ以上であれば良い。CSのジャンプ力は結構高いので天井を高めにしないといけない。他のゲームマップを作る場合、そのままだと頭がぶつかってあまりよろしくないマップになってしまう可能性が高いのを覚えておこう。

ジャンプでギリギリ届かない128unitの天井 意外と高いがこれでもギリギリなのだ。
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距離を考慮した物体配置

通常移動は250unit/sなので10秒後に敵と出会うとしたら2500unit分の距離を離す。
ジャンプで飛び移る場合200unit程度、ストレイフを利用する事を考えたら230unit程度。


CS:Sからのマップ移植について。

CS:Sのマップを移植したい場合、そのまま移植するとやたら周りがでかくなってしまう。実際目線や歩幅が縮小すると物が相対的に大きくなってしまって登れないところも出てくる。なので移植してプレイするには縮小して、再コンパイルしてやる必要がある。何%縮小するか計算して全体をまとめて縮小すれば出来そうだが、少々問題があるかもしれない。3Dオブジェクトのサイズ変更はhammer側で出来無いのでCS:Sの物を使っていた場合、縮小した際に突き出たりするおそれがある。別の方法を探るか、自分で作るしかない。一応CS:Pの3Dオブジェクトも指定してやれば利用出来るようだが、hammer側には表示されなかった。残念ながら僕はこいつを表示させる方法を知らないが、何らかの方法で出来るはず。基本的には一からマップを作るのが理想。